南京感想文 Nanjing scribble

突然始まった南京の暮らしを気の向くままに紹介します。

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『Little Miss Sunshine』

『Little Miss Sunshine』(2006年/監督Jonathan Dayton)

  笑えます。黄色いワゴンに乗ってミスサンシャイン・コンテストの会場へと向う一家。まともにエンジンがかからないので、一人ずつ走りながら飛び乗らないといけない。ミスサンシャインを目指す7歳のオリーブを中心に、バラバラでうまく機能していない家族がつながってゆく物語。父、母、兄、祖父、叔父―一ひとりひとりがユニーク。それぞれ問題を抱えている「困った」人たちで、とても共存できそうにないのにつながっているのが愉快。フライドチキンのディナーや父リチャードのモティベーションプログラムなど、浅薄なアメリカ文化のイメージがあちこちに出てきて、これまた笑えます。家族全員が個性的なキャラクターで、そのままで十分楽しいのに、その家族が美少女コンテストのような、順位付け競争に夢中になる構図自体が強烈な皮肉。

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『SIDEWAYS / サイドウェイ』

『SIDEWAYS / サイドウェイ』(2004 アメリカ / 監督 Alexander Payne)

  私は「second chance」という言葉が好きだ。この映画は「人生にさまよい、絶望しかけている大人たちに希望を持たせてくれる」という宣伝文句の通り、観た後に心地よい温かさが残る。若くはない4人の登場人物が人生に戸惑いながらも幸せを求めて生きている姿をコミカルに描いていて秀逸。

 舞台はカリフォルニア。小説家志望の教師マイルス/Miles(Paul Giamatti)と TV役者のジャック/Jack(Thomas Haden Church)が 1週間のワイナリー・ツアーをめぐる気ままな男二人旅に出かける。マイルスはワイン「オタク」。離婚から立ち直れずにいて、書き上げた小説を出版社を持ち込んで返事を待っている状態。学生時代からの友ジャックは結婚式を一週間がに控えて女性をひっかけることに熱中。彼らは旅の途中でそれぞれ マヤ/Maya(Virginia Madsen)、ステファニー/Stephanie(Sandra Oh)に出会い、ドラマが始まる。

 この作品は何と言っても役者がいい。情けない中年男マイルスを演じるPaul Giamattiはもちろんだが、Thomas Haden Churchも実にいい。彼はどこかシュワルツネッガーに似た面影がありイカついが、婚約者を裏切って女と寝ることしか頭にない、どうしようもないジャックをチャーミングに演じて、にくめないキャラクターに仕立て上げた。一方、マヤを演じたVirginia Madsenもすばらしい。昔、Slam Dance(1987)などのB級映画でセクシーなブロンドガールの役を演じていたが、年を重ねて何倍も美しくなり、魅力的になった。しばらくスクリーンで見なかった彼女が、いつの間にか実に「いい女」になっていたので嬉しくなった。また、ステファニーを演じたSandra Ohも実にいい。真実を知ってジャックに殴りかかる泣き顔は最高に愛しく、共感せずにはいられなかった。彼女は存在感がある俳優で『トスカーナの休日』(2003)などでも印象に残る演技を見せていた。

 お気に入りの映画のひとつで、オススメの作品。是非ご覧あれ。

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ヨガ

 今日は国際女性デー(International Women's Day)。そのお陰で今週はヨガのクラスが2回無料になった。ヨガと女性がどう関係しているのかわからないが、鈍った身体にムチ打つべく私はいそいそと参加した。みるのも怖い二の腕のたるみ。バイバイと手を振ると肉が揺れてしまう。ウエストのあたりも要注意。いつもローウェストのパンツをはいているので脂肪がついても気づきにくい。中年になったら腹筋と(三頭筋の)腕立ては必須である。久しぶりにクラスにでるとつらい。脚を広げようとするだけで痛い。私の母はヨガのインストラクターだが、その娘の身体は血を分けた母娘とは思えぬほど硬いのであった。ヨガを侮るなかれ。ストレッチの痛みだけでは終わらない。終わった後は筋肉痛が待っている。

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清真食堂

 同じ学校なら、学食はどこでも同じかと思うかもしれないが、実は違う。郊外の分校の方が全般に美味しい。ケーキもスポンジがしっとりしていて、ずっと美味しい。とりわけ私が気に入っているのが「穆斯林」―すなわちムスリム専用食堂。広い中国にはイスラム教徒が多い地区もあり、そこから来ている学生のために、ムスリム用の学食が用意されている。そこの窓口では、漢民族の学生は拒否されてしまう。私も初めて行った時、たぶん拒否されたのだが、中国語がわからなくて何を言っているのか理解できなかったため、食堂の人は「ああ、外国人ね。ムスリムには見えないけど、ま、いいか。」と考えたのではないかと思う。味付けが気に入ったので、先学期はそれ以来そこでよく昼ごはんを食べていたのだが、今学期は午前の授業しかないので食べるチャンスがないのが残念だ。本校の学食にもムスリム用があるのだが、不幸なことに味が落ちるのであまり魅力を感じない。ただしこちらは漢民族の学生もOK。ところが豚を食べる漢民族と同じ箸は使えないということで、ムスリムはムスリム専用の箸が用意されているのだそうだ。(もちろん箸はすべて洗って消毒されているのですが…)

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『帰郷/VOLVER/浮花』


『帰郷/VOLVER/浮花』
   (2006年スペイン/監督 Pedro Almodovar ペドロ・アルモドバル)


 カラフルでファッショナブルな映像は、音楽と共にたまらなく魅力的。ペネロペ・クルスはもちろん美しいが、他の俳優もひとりひとりが実に個性的でチャーミングだ。特にアグスティナ(ブランカ・ポルティージョ)は印象的。ストーリーはシンプルだが、数多くの伏線が張られており、謎解きの形式で展開していくので引き込まれる。男の存在感が全くない映画。母と娘を中心とする女家族の関係が核。決して軽くはない内容だが、独特のユーモアと洒脱なセンスで、ユニークな作品に仕上がっている。テーマを分析するのも面白い。オススメの映画の一つ。是非ご覧あれ。


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